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著者が語る「仕事の楽しさは自分でつくる!公務員の働き方デザイン」

HOLG編集室

著者が語る「仕事の楽しさは自分でつくる!公務員の働き方デザイン」(さいたま市 島田正樹)

 どうせあと1~2年しかこの仕事も担当できないし……。
 どうせ新しい取組は上司に認めてもらえないし……。
 どうせあの部署は自分たちの仕事じゃないと言うだろうし……。

 「どうせ」が溢れる公務員の仕事。

 人事異動、上司との関係、独特な慣習や価値観など、役所で働いていると様々な「どうせ」に直面しますが、「あの人たち」や「組織」が変わらなければ、このモヤモヤを解消することはできないのでしょうか。

そんな問いに対する私なりの答えとして、拙著『仕事の楽しさは自分でつくる!公務員の働き方デザイン』を書かせていただきました。

1.組織は私のキャリアをどう考えているんだろう

 私は化学技師として入庁して、最初は公害対策を担当していたのですが……。

  • 官民連携の電気自動車プロジェクトの立ち上げ
  • 内閣府に派遣されて規制緩和や地方創生、広報など
  • 市役所に戻って長年実現せずにいる駅前の公有地の有効活用
  • 住民に10万円を給付する特別定額給付金のチームにも配属

 いつの間にか、化学技師としては異例のキャリアを歩むようになり、20代から30代後半までしばらくの間、組織に対して「化学技師である私のキャリアをどう考えているんだろう」というモヤモヤを感じていました。

2.本書に込めた思い

 私自身は、仕事上は飛びぬけた実績のない、どこにでもいる地方公務員です。
 でも、「自分のキャリアの違和感」と向き合いながら、イキイキと楽しく働いてきたことには少し自信があります。拙著ではそれらの経験を元に、主に若手公務員に向けて、自分らしく主体的に働くために役に立つ「行動や考え方のデザイン」をお伝えしています。

 冒頭で、“「あの人たち」や「組織」が変わらなければ、このモヤモヤを解消することはできないのでしょうか”と問いかけましたが、私の答えは「否」です。
 確かに「あの人たち」も「組織」も私たちの想いに合わせて変えることはできませんが、私たちは微力であっても無力ではありません(Chapter4「05 社会に影響を及ぼすことから、もう逃げるのはよそう」)。人事異動であれ上司との関係であれ、私たち職員一人ひとりにできることが何かしら残されているはずです。

 例えば、不本意な人事異動に対して、自分の経験を振り返って意味付けをすることでモチベーションを保つ(Chapter3「02 望まない異動でくさる前に、置かれた場所で咲こう」)といった「心のあり方のデザイン」なら、職員個人にもできるでしょう。
 一見すると自分の手ではどうにもできないようなことも、“個々の作業のやり方や時間の使い方、心の状態などを、必要に応じて自分の手でつくる”(Chapter1「01 自分の仕事を『デザイン』して幸せになる」)ことができると思うのです。

著者が語る「仕事の楽しさは自分でつくる!公務員の働き方デザイン」1

 制約があっても誰かが変えてくれるのを待つのではなく、自分の手で「デザイン」できるところは積極的に自分なりの理想のあり方をかたちづくってみる。
 そんな「行動や考え方のデザイン」を本書ではご紹介しています。

3.内容紹介

 本書は、「仕事」「人間関係」「心のあり方」「プライベートの時間」、そして「キャリア」の5つのChapterに分けて42個のデザインをご紹介していますが、柱となるメッセージは「自分の人生のハンドルは自分の手で握ろう」そして「主体的に生きることで幸せになろう」ということです。

著者が語る「仕事の楽しさは自分でつくる!公務員の働き方デザイン」2 著者が語る「仕事の楽しさは自分でつくる!公務員の働き方デザイン」3 著者が語る「仕事の楽しさは自分でつくる!公務員の働き方デザイン」4

 ちなみに本書は若手公務員が理解し、共感し、実際の行動につながるように、後輩に語りかけ、対話しているイメージで書いています。また、本文の中に多くの問いかけをちりばめるとともに、各項目の最後には「TIPS」として具体的な行動を促す問いや行動の提案をさせていただくことで、読んで終わらず、自分の状況を振り返ることができる仕かけになっています。

 きっと、読んでくださる一人ひとりが、42のデザインの中から自分なりの「働き方デザイン」について考えるキッカケを見つけていただけるはずです。

4.さいごに

 私は「公務員が充実した気持ちでイキイキと働くことが、住民の幸せにつながる」(あとがき)と、本気で信じています。
 税の職員も施設管理の職員も企画調整部門の職員も、公務員一人ひとりが幸せを感じ、充実した気持ちで働くことが、住民を幸せにするようないい仕事につながるはず。
 現に企業の人材開発や組織開発などの分野では、従業員満足度、従業員幸福度、エンゲージメント(従業員の組織や仕事への愛着)などに注目が集まっています。それは従業員のためではなく、生産性向上や人材獲得のために経営戦略として必要だからです。
 一方で、役所では政治との関係や住民への説明責任といった観点から、「職員がどんな気持ちで組織や仕事と向き合うか」という点への配慮は優先順位が低くなりがちです。

 だからこそ環境のせいにするのではなく、環境が変わるまで待つのでもなく、自分たちでできる「行動や考え方のデザイン」に一つずつ取り組むことが、公務員一人ひとりが自分の人生を主体的に生きるために大切なのです。
 本書が少しでもそのお役に立てたら幸いです。

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