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朝比奈一郎

HOLG編集室

霞が関を飛び出した講師たちと学ぶ 「リーダーシップ」と「公共政策」の学校

 2017年10月11日(水)、青山社中リーダーシップ・公共政策学校(Aoyamashachu School of Leadership and Government以下 ASLG)が開講した。約半年間に渡るプログラムということだが、一体何を学ぶ学校なのだろうか。8月26日(土)、9月6日(水)、9月23日(土)に東京都南青山の教室にて開催された無料体験授業の内容を元にレポートしたい。

「リーダーシップ」と「公共政策」?

 リーダーシップと公共政策。一見、あまり見かけない組み合わせだが、何を学ぶ学校なのか。出向いた無料体験授業の冒頭、青山社中株式会社代表CEOで、ASLG校長の朝比奈一郎氏(44)が登壇。経済産業省時代、弱冠30歳で霞が関の構造改革を目指す「プロジェクトK(新しい霞が関を創る若手の会)」を結成。公務員制度改革に道筋をつけた後、37歳のときに霞が関を飛び出し、政策シンクタンク「青山社中株式会社」を設立した人物だ。

 「ハーバードケネディスクール(公共政策大学院)に留学したとき、『リーダーシップ』という科目があって、不思議に思った。こっちは公共政策やら経済学やらを学びに来たのに、なぜリーダーシップなのだろうと。しかし、それが最も大事なことだということに後から気づくことになります」

 日本の行政における予算要求は「前例ありき」。しかし、アメリカではまだ何も実績のないことに対する予算要求が当たり前。むしろそのリーダーシップ、変革の意思が評価される。日本とアメリカの違いに朝比奈氏は驚いたと言う。また、日本ではリーダーシップとは上のポジションに立った者が発揮すべき能力という認識が一般的だが、そうではないと言う。

 「リーダーシップはポジション関係なく、誰でも発揮できる力です。また、誰かを『指導』する力ではなく、自らが『始動』する力のことをいいます。今は混迷の時代。時代に合わなくなってきている制度も多く、まさに変革が必要とされています。だからこそ社会や公共について学び、大局観を身に付けると共に、現状を変革していく意思、リーダーシップが欠かせないのです。この学校は変革のマインド、スキルと政策の両方を学ぶ場所なのです。私も講師として、リーダーシップの講義を担当します」

講師全員が霞が関出身。外に出ても共通するのは「公への思い」

 無料体験授業には二人の講師が登壇した。一人目は元陸前高田副市長、現立命館大学公共政策大学院教授の久保田崇氏(41)。弱冠35歳で内閣府から副市長として復興の現場で4年間かけずり回った。そこでの経験談や、自らが苦心して形作っていった「公務員が成果を出すための考え方や技術」について、具体的な事例を交えて語る。「自分の経験が、少しでも皆さんのお役に立てばと思います」

久保田崇

久保田崇 氏

 二人目は総務省から経営コンサルティング会社として著名なボストン・コンサルティンググループへ転じた後、青山社中株式会社に参画した森原誠氏(37)だ。行政だけでなく、民間や議会がより主体的に政策づくりを担う社会の実現を目指し、現在は政策支援事業に携わっている。主に議員・議員志望者向けに官民両方の経験を活かした政策立案の考え方、実現の方法について持論を展開する。

森原誠

森原誠 氏

 他の講師陣も全員が霞が関から飛び出した、各分野では気鋭の若手ばかりだ。先に取り上げた3人の講師に加え、財務省出身で、現在政策研究大学院大学教授の竹中治堅氏(46)が「政治・行政編」を、同じく財務省出身で法政大学経済学部教授の小黒一正氏(43)が「経済・財政編」を、医師から厚生労働省に転じ、現在は日本医療政策機構理事を務めながら自らクリニックや医療系スタートアップ企業を経営する宮田俊男氏(41)が「医療・社会保障編」を担当する。

本来持つべき、志と大局観を養う

 講座は全6講座で、1講座(全3回)より受講できる。毎回水曜19:30スタートで、2時間授業の「夜学スタイル」だ(録画データ視聴による遠隔受講も可能)。今期も民間、行政問わず多彩な人材が集う。目の前の仕事で視野狭窄に陥るのではなく、講師や仲間との議論を通じ、視座を高めるべく切磋琢磨している。興味を持った方は門を叩いてみてはいかがだろうか。

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