記事タイトル:「助けられた命まで失うな」 医療崩壊と老朽インフラの限界、初動72時間を変える「走るCT病棟」をご存じか
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(文=市橋 哲順)
今から21年前の10月23日。
新潟県で中越地震という大きな地震が起こりました。
当時、新社会人だった私は、飲み会でちょうど乾杯をしようとしていたところでした。
感じたことのない大きな揺れに焦ったことを覚えています。
日本は、大きな災害によく見舞われる国です。
地震はもちろん、水害や台風、ときに大寒波ということもあります。
これを読んでいるみなさんの中にも、「災害対応を何回もしたよ」という人もいるかもしれません。
私も、たくさん対応してきました。
いま、私は医療関係の部署にいるので、災害対応も医療関係のことが割り当てられています。
昨年の能登地震のときは、DMAT隊と一緒に災害対策本部に張り付きました。
前置きが長くなりましたが、
今日は新潟県中越地震の日ということで、医療における災害対応の記事を取り上げたいと思います。
記事の要約
- 阪神大震災での医療や救助の遅れを契機に、災害発生直後の医療体制整備の必要性が強く認識されることとなった。
- その後、DMAT(災害医療チーム)が設置され、災害発生時の初動医療の中核として機能している。
- DMATは、発災直後から72時間以内に現場で活動することが基本であり、その後は医療救護班へ引き継がれる。
- DMATの活動内容は、トリアージ(患者を緊急度別に選り分けること)や応急処置、広域搬送、医薬品などの手配など、非常に多岐にわたる。
- 高齢化により慢性期疾患の患者が増えることで、災害時に慢性疾患の管理が迅速に行えないなど、災害医療における新たな課題となっている。
- 一方、東京都は、CT装置などを備えた医療車両「Medical-ConneX」の配置をはじめるなど、災害時に医療アクセスが困難な地域に出向く取組も見られ始めた。
考察
DMATは、災害発生時に本当に幅広く対応します。
医療が行き届かない現場への派遣はもちろん、昨年の能登地震では、断水により透析機能が停止した病院に対する給水計画の策定や透析を必要とする患者を他医療機関に受け入れていただくための計画策定なども行っていました。
新型コロナウイルス対応の際、当県は感染が疑われる患者をどの病院で受け入れるか、などいった調整もDMATに活躍してもらいました。
災害時医療は、いろんな関係者により支えられていますが、その中でもDMATは大きな存在感を示しています。
そのDMAT、どのような形で動いているのでしょうか?
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