記事タイトル: 小平市長選 子供が出馬予定者に質問、模擬投票… 「選挙に親しみ持って」
https://www.yomiuri.co.jp/local/tokyotama/news/20250319-OYTNT50210/
(文=神山 伸一)
今回取り上げるのは、「こだいらこども選挙」です。
こども選挙とは
「こども選挙」は、子どもたちに選挙や民主主義の仕組みを体験的に学ばせることを目的とした取り組みです。単に模擬選挙を行うだけではなく、主権者教育の一環として、子どもたちが「投票する意味」や「自分の意見が社会に影響を与える」ということを考え、社会の一員であることを実感してもらうことを目指しています。
こだいらこども選挙
若者の投票率が低いと選挙の度に指摘されています。若者が政治や選挙を身近に感じる機会が少ないという課題はどの地域でも共通だと思います。大人にとっては毎年のように行われ、身近に感じる選挙ですが、子どもたちにとっては遠い存在であり、ニュースや教科書でしか触れる機会がほとんどありません。しかし、子どもたちも社会の一員であり、将来のまちづくりに関わる重要な存在です。そこで、すでに複数の地域で実績のあるこども選挙という取り組みを、小平市長選挙という現実の選挙の機会に、子どもたちが主体的に参加できる場を設け、政治への理解と関心を深めようと「こだいらこども選挙」が企画されました。
「こども選挙」が初めて行われたのは、2022年10月に開催された茅ヶ崎市長選挙と同時に「ちがさきこども選挙」で、その後全国の他の自治体にも広がっていき。小平市は全国で14番目の開催です。
こども選挙委員会
市内の小中学生が15名集まり「こども選挙委員会」を発足しました。ここでは、小平市の「いいところ、こうなったらいいな」ということを考え、子どもたちからたくさん意見があつまりました。この中から、実際の市長選挙の候補者への質問づくりします。子どもたちは、グループで話し合いながら、「こどもからの5つのしつもん」をまとめ、立候補者への質問の動画を撮影し候補者にぶつけました。候補者は、この質問に対ししっかりと答えていただきました。
投票結果
投票所は商店街など9か所設置し、476票が投票されました。投票する子どもたちを見ると、子どもたちの質問に対する回答などをじっくり読みこみ真剣に一票を投じています。私たちが選挙公報を読んで投票するのと全く同じです。
今回の市長選挙には、候補者が三人でしたが、こども選挙の結果は、実際の選挙結果と同じ順位となりました。大人と同じ結果となったのも注目点だと思います。
参加した子どもたちからは「選挙って面白い」「大人になったら絶対投票する」といった声が寄せられました。これは、単なる模擬選挙を超え、「参加意識」を育む場となったと感じています。
若者の意見聴取には、いろいろな手法が取り入れられていると思います。こども選挙のその手法の一つになると感じました。
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