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事例を知る 男女共同参画

#地方公務員が気になるニュース 令和7年3月21日(男女共同参画)

記事タイトル:男女共同参画に中核組織を新設へ 政府、法案を閣議決定
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c3fd09a878152efdea30ae2305f353f34743c87
(文=田中 恵子)

男女共同参画機構の新設 

 3月14日、政府は男女共同参画機構を新設する法案を決定し、2026年度の設置を目指しています。これ、とっても凄いこと。
 この新法人の何が凄いのか、詳しく説明させていただきます!

これまでのヌエックの取組

 これまで、日本においてジェンダー平等の取組は文部科学省の所管の独立行政法人国立女性教育会館(NWEC:ヌエック)が先頭に立ち、全国の取組を牽引しています。
 埼玉県の嵐山町にあるこの施設。研修施設でありながら、施策の推進を行う機能を持ち、世界のジェンダー平等に追いつこうと、様々な取組を推進しております。

これが凄い!内閣府に移管

 教育会館と言う名前のとおり、これまでは文部科学省の所管であったヌエック。
 女性版骨太の方針2024において、女性の経済的自立を始め、全国の男女共同参画社会の形成を促進するため、内閣府に移管されることとなりました。
 内閣府ならではの幅広い視点を持ちながら、政策を推進することが期待されます!

これが凄い!センターオブセンターズ

 これまでは先頭に立ち、見本となるべく様々な取組を推進しておりましたが、これからは、全国にある約350の男女共同参画センターを束ね、後押しをするとのこと。
 新法人を中心に据え、各地で孤軍奮闘しているセンターに声をかけ、互いに手を繋ぎながら着実な一歩を目指すもの。
 今ある力を最大限活かすことができる、効率的な取組となることが期待されます!

これが凄い!ソフト中心への決断

 ヌエック、実は広大な土地に建つある意味贅沢な施設。
 イベントや会議を行うための本館に加え、宿泊棟や体育館、テニスコート、大会議室を擁する研修棟、さらに池や東屋のある庭園までありました。
 所有施設での自前の研修を主な取組としておりましたが、今回、施設(ハード)中心から機能(ソフト)中心へと転換。
 必要な機能を本館に集約し、令和12年度までを目途に、老朽化した他の施設の撤去を目指します。
 ジェンダー平等最高峰である国内研修「嵐山(ランザン)の宿泊研修」をなくす決断は、かなりの勇気が必要だったことでしょう!

ここが凄い!機能強化

 センター職員の研修認定制度の創設や、広報のノウハウを惜しみなく各地に提供、センター同士の連携のみならず、センターと地域企業や団体との連携を検討を新たに取組みます。
 そして、私が一番期待しているのは、調査研究。地域課題を把握、分析し、各地のセンターへ共有するほか、ジェンダー統計を充実させ、政策立案やその実施を支えるEBPM(エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング。証拠に基づく政策立案)機能を備えるとのこと。
 社会の意識を変革するという大きな目標が故に、フワフワと周知啓発活動をしがちなこの分野。事業の効果について、EBPMにより視界がクリアになることが期待されます!
では次に、この取組を進める萩原理事長についてご紹介します。


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