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著者が語る『合意を生み出す! 公務員の調整術』(足立区・定野司)

公務員の調整術

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(文=足立区・定野司)

このたび、学陽書房より、新刊『合意を生み出す! 公務員の調整術』を上梓しました。
そこで、この場をお借りして拙著をご紹介します。

自分自身の壁を乗り越える

「章末のコラムが好き」
 私の著書の愛読者(非公務員)の言葉です。
 著書は、「はじめに」「おわりに」「コラム」「本編(今回の書籍は全7章)」の順に書いています。「はじめに」「おわりに」は、著作の目的をはっきりさせるためですが、この愛読者のため、「コラム」についても手を抜くことができなくなりました。

「図がわかりやすい」
 読者(公務員)からいただいた言葉です。
 本編を書くときは、自分の伝えたいことを文字にする前に、図にします。図にすると文字では伝えられないことも伝えられるからです。

調整術○中面1

 それでも、筆が進まなくなることがあります。スランプです。
 そういうときは、元メジャーリーガー、イチローこと鈴木一朗氏の言葉を思い出します。

 『壁というのは、できる人にしかやってこない。超えられる可能性がある人にしかやってこない。だから、壁がある時はチャンスだと思っている。』

 スランプとは壁にあたることです。
 一所懸命やっているときに限って、しばしば堅固な壁が現れます。その壁は、決して他人には見ることができない、自分の脳の中に出現するものなので、その壁を越えられるのは、自分だけです。
 壁を越えたときの自分自身をイメージすると、壁は消滅します。自分の行動を変えたり決めたりできるのは、自分の脳だけだからです。
 本書を書き上げ、手にしたときの感触を想像し、私は自分自身の壁を何度も乗り越えてきました。

庁内・議会・地域、それぞれの場面に応じた対処方法を紹介

 こうして完成した本書は、自他調整、他他調整、自自(自己)調整の3つの「調整術」を使って、主に、①組織内(庁内)、②議会、③地域の3つの場面ごとに基本的な対処方法について解説しています。

 本書の内容を簡単にご紹介します。

コンテンツ
 第1章では、「交渉」とは似て非なる「調整」について、解説します。
 一言でいえば、交渉相手は「敵」ですが、調整相手は「味方」です。
 したがって、交渉に必要なのは「説得」ですが、調整に必要なのは「共感」。
 まずはこのことから理解するのが大切です。

 第2章では、調整のために必要な考え方として、8つの「原則」を紹介します。
 落としどころを見つけるための基本的な考え方です。

 第3章では、調整の基本的テクニックをお伝えします。
 「調整相手の『顔』を立てる」「『退路』を断たず、相手と『進路』を探る」など、納得・合意を生み出すための作法です。

 第4章では、「組織における内部調整」、として、「『上司との調整』では立場を入れ替えてみる」「『部下との調整』では相手と自分を重ねない」など、上司・部下、他課、首長など、庁内のさまざまな相手との調整のコツを解説します。

調整術○中面2

 第5章では、「議会との調整」、第6章では、「地域との調整」について解説します。民間にはない、公務員ならではの場面での調整術です。

 加えて、第7章では、国・政府機関や他自治体等、「関係機関との調整」をお伝えします。

*    *    *    *
「レモネードとマーマレードの話が面白い」
 本書を読んだ読者(非公務員)からいただいた言葉です。
 本書28ページ「自分と相手の利害を明らかにする『利害共有の原則』」から、一部抜粋してご紹介します。
*    *    *    *
 2人の姉妹が2個のレモンを取り合っています。2人はどうしても2個のレモンが欲しいと譲りません。
そこへ、お父さんがやってきて言いました。
 「1個ずつ分ければ、いいだろう」
 しかし、2人とも2個のレモンを譲ろうとしません。
 「お姉ちゃんなんだから、妹に譲ってあげたらどうだ。お姉ちゃんには明日、新しいレモンを買ってあげるから」
 私も2人兄弟の兄だったので、よく我慢させられました。
 このように、足して2で割ったり、兄弟姉妹・親子のような人間関係で片付けたりすることも、よくありがちな調整法です。
 それでも、2人とも2個のレモンを譲ろうとしません。
 そこへ、お母さんがやってきました。
「どうして2個のレモンがほしいの?」
(妹)「レモネードを作るのにレモンの中身が2個分必要なの」
(姉)「マーマレードを作るのにレモンの皮が2個分必要なの」
 もし、お父さんの言うように1個ずつ分けていたら、姉も妹も、十分な量のレモンの中身も皮も得られず、両者に不満だけが残ってしまうところでした。兄弟げんかに発展していたかもしれません。親子関係にヒビの入る可能性もありました。
 このように、調整は「人」と「人」の間で行われますが、「人」の中にある「問題」を分離し、「問題」の奥にある「利害」にたどり着かなければ、調整は進まないのです。
*    *    *    *
 調整が決裂してしまうと、仕事が進まなくなるばかりか、いつまでも悩みを抱えたまま、憂鬱な時間を過ごさなくてはなりません。
 反対に、上手に調整することができれば、仕事は進み、あなたの評価は上がり、自信を持って仕事に取り組むことができるようになるでしょう。
 ロシアの文豪マクシム・ゴーリキーは、こう言っています。

 『仕事が楽しければ人生は楽園だ。
  仕事が義務ならば人生は地獄だ。』

「調整術」向上と、苦手対処のために

 私たち人間は、生まれたときには立つことも、食べることもできませんでした。全て苦手だったわけです。私たちは、その苦手にひとつずつ対処してきました。親や周囲の人に教わって、あるいは見よう見まねで対処してきたのです。
そして、苦手に上手に対処し、苦手を苦手と感じなくなったとき、それが「苦手を克服した」状態です。しかし、無理に克服する必要はありません。対処できればいいのです。
 本書が、あなたの「調整術」の向上と、苦手対処の一助になれば幸いです。
 さて、「働き方改革」で長時間勤務が解消され、定時に退庁し、休暇をとることができたとして、これをあなたは何に使いますか?
 体を休める。大切なことです。健康のためです。
 子育てをする。これも大切なことです。未来のためです。
 その子どもたちに、私は「人はなりたいものにしかなれない」と話しています。なりたいものになれる人は、強く自分を信じて、夢に向かって、前へ進むことができる人です。そして、前に進んでいることを喜びに感じて、さらに前に進むことができる人です。
 ぜひ、あなたの夢を実現してください。
 夢の実現のために時間を使いましょう。
 そうすれば、あなたの仕事はもっと楽しくなります。

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