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半田あかり 福井逸人

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【鹿屋市 半田あかり氏:第2話】カンパチの解体を、朝4時から8時まで練習してから出勤

10ヶ月間で、テレビ26本、ラジオは17本に出演

加藤:実際に、「かのやオフィシャルレポーター」として活動をして、どういう成果がありましたか?
半田氏:2016年の4月から着任して、10ヶ月間で、テレビが26本、ラジオには17本出演しました。そこでは鹿屋の町のことだけではなく、カンパチやさつまいものような特産品のPRなんかもするわけですよね。
半田あかり MBSテレビ
加藤:テレビの力というのはすごく大きいですね。
福井氏:鹿児島の人なら誰でも知っている新聞の人気コーナーでも、半田さんがたびたび取り上げられて、その中でも鹿屋市という町の名や、特産品も情報発信されています。

企画を立て、テレビ局に売り込む

加藤:最初はどうやって仕事をもらったんでしょうか。
半田氏:福井副市長と一緒にテレビ局に営業に回り、最初の出演をさせていただきました。
加藤:その後は、どうやって仕事が増えていったのでしょうか。
半田氏:テレビに出ているものを見てもらい、さらに声がかかりました。また出演だけではなく、『テレビ局が関心を持ちそうな話題の発掘』『テレビ局への提案』『脚本の制作』というところもやりました。
加藤:それぞれ具体的にはどのようなことをしたのでしょうか。
半田氏:まず、『テレビ局が関心を持ちそうな話題の発掘』については、役所の広報課に聞くんです。「何か面白い話題ないですかー」って(笑)。それをもとに『テレビ局への提案』をするんですが、話題性のあるものやテレビ局にとって負担が小さい企画を提案するんです。
 『脚本の制作』については、例えば今レギュラーで出させていただいている『かごしま4』という番組では、ディレクターと二人三脚で毎回脚本の相談をしながら制作しています。
半田あかり2
加藤:だいぶ深く入り込んでいますね。

カンパチの解体ショーを実演

半田氏:それとカンパチ掴み取りのイベントや、カンパチダンスの普及促進も行いました。一番の力仕事はカンパチの解体ショーで、私が実演に挑戦しました(笑)。
半田あかり カンパチ解体ショー
加藤:半田さんが、カンパチを解体したんですか?(笑)
半田氏:はい(笑)。私はやはり芸人なので、「芸がないと」と思っていまして、どうしようかなとかなった時に需要があったのが、『カンパチ解体ショー』です。出刃包丁を自分で買って、近くの市場で修行させてもらいました。今も練習に行くんですけど。それは鹿屋でできるようになりましたね。
加藤:すごい。
半田氏:特技の欄に書けますよね、「カンパチ解体」って(笑)。

朝の4時から8時に練習をして、それから役所に出勤する

福井氏:役所でも仕事がある中、朝4時から出勤までの間にカンパチの解体の練習に行くのですよ。

出刃包丁

自ら購入した出刃包丁

半田氏:4時から8時まで解体して・・・ちょっと魚臭くなって、手を洗って・・・(笑)。
福井氏:すごいと思いますよね。
半田氏:いえ、全然。でもまー、完全にうたた寝はしますよね(笑)。
加藤:(笑)。

慣れない役所の事務仕事に苦労した

加藤:ここまで仕事を増やす上で一番苦労したことは何でしょうか。
半田氏:役所の慣れない事務仕事に苦労しました。自分でスケジュールの優先順位を考えたり、ロケの合間にスケジュールの管理をしたり、事務の仕事をしたりとか。今まで、マネージャーさんやスタッフさんがしてくれていたことを全部自分でするというのが大変でした。

松竹芸能の社長も鹿屋まで視察

加藤:松竹芸能の社長さんも12月に鹿屋にいらしてますよね。これはどういう目的でいらしたのでしょうか?
半田氏:松竹の新しいビジネスを鹿児島でPRしたいという意図と、私がどのような活動を行っているか視察に来られました。社長が思っていたよりも、地域の皆さんにかわいがっていただいていることを知って、大変喜んでいらっしゃいました。

松竹井上社長 半田あかりさん

わざわざ鹿屋までいらした松竹芸能 井上社長

加藤:わざわざ社長が鹿屋まで来るということは、大変注目されているということですよね。自分の会社の人間が新しいことを切り拓いているわけですからね。

喉から手が出るほど欲しいと思った

加藤:福井さんにお伺いします。半田さんの採用の経緯は、福井さんから見るとどういう流れだったのでしょうか。
福井氏:松竹芸能さんにたまたまお知り合いの方がいて、「誰かお願いします」と言ったら「候補が決まりました」と連絡をいただきました。そこで、私から「直接お願いに行きたい」と言って大阪までお邪魔させてもらいました。
加藤:なるほど。半田さんにお会いして話をしてみて、最初にどう感じられましたか?
福井氏:喉から手が出るほど欲しいと思いました。
半田氏:いや、ほんまに心がこもってないですね(笑)。
福井氏加藤:(笑)。
福井氏:あと、女性だったのが意外だと思いました。勝手に男性のイメージで考えていたんで、これは大変ありがたいなと思いました。
加藤:確かに、地域に飛び込むには女性の方が受け入れやすそうですよね。
福井氏:もともとは何というか、破天荒な人でもそれはそれで面白いと思っていたんです。そうしたら、とても頭の良い女性の方で話もわかるし、「ぜひ来て欲しい」ということでお待ちしていました。何回も「まだ来ないんですか?」ってやりとりさせてもらっていました。
半田氏:すいません、その時は、引っ越し代を貯めていました(笑)。
福井氏:逆に、すいません(笑)。
加藤:(笑)。

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