コラム

HOLGと私

コラム

 私が最初にHOLGへコラムを投稿させてもらったのが2016年8月なので、本コラムでちょうど一年が経つ。その間に、HOLGはニッチなテーマにもかかわらず4,000弱のフェイスブックのフォロワーを獲得するまでに成長した。地方自治体をテーマに据えた上での4,000という人の塊は、地域の礎、あるいは可能性そのものである。そして、フォロワーの中には、私のようにHOLGとの関わりを通じて、地方自治体や自治体職員の可能性を感じた方も少なくないだろう。

 私は大学を卒業して、不動産を探すことのできるウェブサイトを運営している会社に入社した。就職活動中の希望職種はSEで選考を進んでいたのだが、社長による最終面接で「営業やってみたら」と言われ、営業職としてキャリアをスタートさせた。

 入社した会社には「としきさん(株式会社ホルグの創業者)」と呼ばれる一期上の営業の先輩がいて、部署が違うのになぜか気にかけてくれた。初めて営業同行をさせてもらったときに、「自分に似ている新卒がいるって聞いたから」と、その理由を教えてくれた。しかし、いま思えば似ているのは、お互いが生意気だったことぐらいだったかもしれない。

 彼は非常識な人だ。設定するゴールの高さも、その達成へのルート設計も、さらには行動力も、常識に囚われない。仕事では大型受注や大型提携を次々に成し遂げ、若くしてジャカルタ子会社の社長にまで上り詰めたが、プライベートではFXで数百万円を溶かすような人だった。

 2015年の暮れ、彼が日本に帰国しているときに、ご飯に誘ってもらった。「世の中にプラスの影響を与える方法として、これまでは政治に興味があったが、今はそれよりも地方行政に興味がある」と言う。「要は地方創生ですか?」と聞くと、違うらしい。自治体が活躍できる環境を作るために、優秀な職員にスポットライトを当てたいと言う。正直、その時は何がしたいのかよくわからなかった。

 当時は彼も行政について詳しいわけではなさそうだったので、とりあえず私でも知っている元スーパー公務員こと高野誠鮮氏の「ローマ法王に米を食べさせた男」という本を紹介した。それから1ヶ月もしないうちに、彼から「高野さんにお会いできることになった。ありがとう」という連絡をもらって、その行動力に改めて驚かされた。

 2016年7月17日にHeroes of Local Government(以下、HOLG)が高野誠鮮氏のインタビュー記事と共にリリースされた。いきなり骨太で素晴らしい記事だった。私はそれまで地方自治体関連の記事や本があったら共有するぐらいの立ち位置だったが、同月末に「記事書いてくれない?」とご依頼いただき、軽い気持ちで「やりますよー」と返事をした。その時はまだ、彼は仕事でジャカルタに駐在していて、株式会社ホルグという会社もなければ、HOLGのフェイスブックアカウントもなかった時で、あっという間にそこから1年が経った。

 内輪な内容になってしまい恐縮だが、8月は「HOLGと私」における節目の時期、そして、HOLGにとってもさりげなく1周年を迎えた時期なので、記念に残させていただいた。読者投稿など新しい企画が始まったが、HOLGに少しでも想い入れある方は、それぞれの想いを記してみてはいかがだろうか。

小野寺将人

1986年生まれ、神奈川県茅ヶ崎市在住。不動産情報ウェブサイト運営会社、お出かけ情報ウェブサイト運営会社にて営業・企画職を経た後、現在はヤフー株式会社にて企画職に従事。またハンドメイドアクセサリーブランドのm'no【エムノ】のウェブマーケティングや、茅ヶ崎市商店街のプロモーション支援なども行う。

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